真太郎を他所に、シオン達はいつものノリだ。
最近は侍官のナントカという横文字名前の男相手にいい勝負が出来るようになったと、シオンは鼻高々に語る。
それを羨望の眼差しで見つめる麗龍、ほえ~と声を上げる紫陽花。
視線こそ向けないが、真太郎もその会話は聞いている。
…彼なりに、シオン、そしてグリフィノー家については調べてみた。
異世界の、『勇者』と呼ばれる称号を持つ家系の子息。
その極意は『護る剣』。
後手後手に回る剣術かと思いがちだが、その『護る剣』は、瑠璃一味在籍中のタイマントーナメントにおいて夕城流剣術と互角の勝負を展開し、剣の戦いでは決着つかず、遂には形振り構わぬ殴り合いにまで追い込まれても勝敗が決まらなかったという。
あの父が、そこまで…。
いまだ真太郎の前に立ちはだかる壁である瑠璃が、そんな醜態をさらしてまで勝ちに行っても尚倒せなかった。
俄かに信じ難い話だ。
それ程までなのか、グリフィノー家というのは。
最近は侍官のナントカという横文字名前の男相手にいい勝負が出来るようになったと、シオンは鼻高々に語る。
それを羨望の眼差しで見つめる麗龍、ほえ~と声を上げる紫陽花。
視線こそ向けないが、真太郎もその会話は聞いている。
…彼なりに、シオン、そしてグリフィノー家については調べてみた。
異世界の、『勇者』と呼ばれる称号を持つ家系の子息。
その極意は『護る剣』。
後手後手に回る剣術かと思いがちだが、その『護る剣』は、瑠璃一味在籍中のタイマントーナメントにおいて夕城流剣術と互角の勝負を展開し、剣の戦いでは決着つかず、遂には形振り構わぬ殴り合いにまで追い込まれても勝敗が決まらなかったという。
あの父が、そこまで…。
いまだ真太郎の前に立ちはだかる壁である瑠璃が、そんな醜態をさらしてまで勝ちに行っても尚倒せなかった。
俄かに信じ難い話だ。
それ程までなのか、グリフィノー家というのは。


