天神学園の問題児再来

…正直に言おう。

自覚していたのだ。

俺は夕城の跡取り。

最強と自負する夕城流剣術を、将来背負って立つ男なのだ。

弱かろう筈がない。

どのような場所にあろうとも、己こそが最も強い男。

相手が誰であろうとも、決して引けを取る事などない。

…そう、己を鼓舞していただけなのだ。

その強い矜持こそが、己を何とか保たせていた。

突っ張り続け、突きつけられる現実を跳ね除け続け、何とかここまでやってきていた。

俺は他者とは違う。

夕城流の跡取りになるべく生まれた男。

弱かろう筈はない。

弱くあってはいけない。

弱いなどと認められない。

認められるものか。

認められるものか!