あれから、どれくらい二人で見ていたのかな。 オレンジに照らされるキラキラした海を。 「ねぇ、俊…気になることがあるの」 隣で一緒に体育座りをしている俊に問いかけてみる。 「ん、どした?」 その低い声さえも愛おしくて…。 全てが大好き。 「あの日…」 事故が起こったあの日。 私だけが、まるで時が止まったように感じていた。