「じゃーん。」
声と共に首に冷たいような、そんな違和感を感じた。
首元を見てみると砂浜に落ちていた貝殻が、一斉に繋がって可愛いらしいネックレスになっている。
「え…いつの間に……」
気づかなかった…。
貝殻で、俊がネックレスを作っていたなんて!!
「へへ、喜んで欲しくて密かに作ってみた。完成度は低いけど。」
「全然っ!!嬉しい…嬉しいよ…」
だって、俊が私だけの為に手作りしてくれたんだもん…
他の物と比べられないよ…
「やっぱ予想した通り似合ってるわ。人魚姫みたい。」
「ありがとう…っ!!一生の宝物にするねっ」
夏の思い出と共に。
「喜んでもらえて良かった。また二人で海来ようね。」
「ん……」
波の音が聞こえる海で私と俊はキス。
そしてオレンジの夕日に照らされた。



