「緊急手術をします。」 「あの…助かりますか…??」 「分かりません…でもやれることはやります!!」 「…お願いします。」 赤いライトが照らし出されて、私は近くの椅子に座って手を合わせ必死に拝み続けた。 そしていつの間にか睡魔に襲われ、そのまま暗闇の中…。 『恵里香。』 夢の中で、私の名前を呼んでは笑う俊。 ねぇ… 夢で終わらせないで……。 私を独りにしないでよ…っ。 まだまだ“大好き”を伝えきれてないよ??