授業が終わって休み時間になると、斜め後ろの俊が背中をツンツンとしてきた。
「ん??なにっ??」
「いや、どんな表情してんのかなーって。ちょっと見たくなった。」
えっ!?私の表情!?
何のために~!?
「いや、あのっ!!私の表情はいつもの間抜けなまんまですよー??」
「プッ。」
アハハなんて言いながら、お腹を必死に抱えて大爆笑している。
えっ、どうして!?
「本当、恵里香って可愛すぎ。そういうとこ好きなんだけど。」
「…っ!?」
どんどんと熱が全体に上がっていくのが、自分でも恥ずかしいくらい分かる…。



