思わず、自分の膝を見て俯いてしまう…。
分かりやすかったかな…。
「別に二人の間には首突っ込まないけど、相談くらいは乗るよ??困ってるコをほっとけないしね」
「亜莉朱ちゃん……」
優しくて。
その気持ちに胸が苦しくなる…。
でも言えない…。
嫉妬なんて。
「何があったの??ゆっくりでいいから…話して??」
「…っ。」
不思議と涙が溢れてきて…。
「よしよし…大丈夫だよ。」
そんな私に優しく背中を摩ってくれた。
ありがとう……。
「ごめんね…っ。落ち着いた…」
きっと5分くらい泣き続けたのかな。
「いいの、いいの。泣いた方が気持ちもスッキリ出来るでしょ??」
「うん……」
本当に良い人に巡り逢えたな…。
だから私も。
言わなきゃ、本当のこと。



