新しい生活が普通に感じるようになった頃
彼が現れた…なんで…ここに…
伝えなきゃ…今の私の気持ち…
大切なのは…自分の気持ち…だよ

立ち直るのに時間はかかったけど
過去のことに追いすがるより
笑っていたかった
やっと受け入れることができた
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行き交う人々の中に、彼を見つける。つかまれた手。逃げられない。私の力ではビクともしない男の人の力。「手をはなして…」

「無視すんなよ。まだすねてんのか?琴里だって、俺のこと好きだろ?ちょっと離れて分かったんだ。」
やだ…これ以上聞きたくない。なんなの?こんな人だった?
「いい加減、機嫌直せって…琴里がどう思ってんのか…聞いてんだよ」
どー…って、私の気持ちなんて…そんなの…どー思ってたって…
「ふざけてんのは、そっちでしょ。ふった女がいつまでも気があるなんて思わないで…もう信用できない」
「いいよっ。俺、信用してもらえるように頑張るから、これから好きになる可能性はない?」
今更どう変わろうが関係ない。関係ない…の。あーゆーこと…あるとさ…過去は変わらないんだから…
「100%…ない」
「なんで…」
「もう関わりたくないの。じゃあね」