彼のことを考えるだけで
ドキドキしたり
一緒にいたいって思っちゃう

本当は最初からわかってた
彼の中に他の人がいること
気づかないわけない
それでもよかったの
彼と一緒にいられるのなら

憧れみたいなものだったし……
憧れが恋に変わったと自覚する頃には……
好きだったあの頃……
あんなにダメって思ってたのに惹かれてしまった

でも全部消えてしまった
私の居場所はもうない
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今まで生きてきた中で最高に刺激的な日々だった。

初めての恋で、初めての恋人。なんだろう？本当に好きな人だったから、愛しすぎるだけなんだ。愛しすぎて、利用されてた……んだ。

ちょっとかっこいいからって、甘い言葉をかければ誰でもついてくるって……そんなことしか考えてない男を好きになった自分が情けなかった。もう２度と顔なんかに騙されやしない。

彼といられれば幸せで、何も見えてなかった。彼とつながっていたくて、琴里を傷つけたこと、死ぬほど後悔した。

「私はもう……人を傷つけるのを見たくない」
真剣な顔で言う友達。
「どうせ幸せになんかなれないんだから。笑ってられるのも今だけなんだから。こんなこと続けたって、いっぱいいっぱい問題おきるんだよ。幸せなんて一瞬で消えちゃうんだよ。」
たしかに………そうだ。そんなこと考えられないくらい………

未来の幸せのために別れよう。幸せって、ひとつじゃないから……

もともと私には縁のない人だったから、早く忘れなきゃ。頑張れば、何か変わるかな？

もっと早くにきづくべきだった……
「彼がかわいい子と歩いていた。女ったらしって噂本当だったんだ」って、友達から聞いた。かっこいい彼ができたからって、ひがまないでよ……って、信じてなかった。そういえば、一度も「好き」って言われてなかった。こんな男のために……何やってたんだろう