理解してくれる人がいる
だから私は頑張っていける
私は少しずつ元気を取り戻していった

あなたがいてくれたら
私は前を向いて歩いていける
あなたに会えてよかった
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美咲ちゃんと出かけた。楽しかったけど、頭のどこかではまだ杏里のことを考えていた。そんな時、杏里が彼と歩いているのを見つける。顔が強張る。それに気づいた美咲ちゃんが「琴里ちゃん、あっち行こう」と、喫茶店に入る

杏里が彼と歩いているのを目の当たりにして、泣きそうになっていた。
「琴里ちゃん、あの………私……私だったら、泣かせたりしないから……」
私と杏里のこと知らないはずなのに、それなのに………どうして……?
「前に、琴里ちゃんが泣いてるのを見ちゃって………」
あれを見られたのか………恥ずかしい
美咲ちゃんの言葉が………会話が……時間が……
美咲ちゃんの素直で優しい言葉に励まされた

落ち込んでいる私を支えてくれたのは、そばにいてくれたのは、美咲ちゃんだった。この先、どんなことがあってもやっていける気がしていた。