彼女の優しさに甘え過ぎていた…
本当にこのままでもいいの?
ずっと会いたいと思っていた

チクッと胸が痛んだ
迷惑とか考えなかったら
もっと踏み込めたのかな?
もう1人じゃ頑張れない

寂しい…
愛する人のいない世界
今まで生きてこれたのは彼女がいたから
オレ…何のために生きてんだろう…
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琴里がいなくなった。あぁ、好きでたまらないんだ…今も…

もしかしたら…また会ってくれるかな?琴里…優しさに甘えてもいいかな?

どうしても会いたくなって、琴里が学校から出てくるのを待っていた。逃げられないように手をつかみ、連れ出した。伝わってくる手の温もりは、ほっとするほど温かくて…目が合うと、ドキドキして…

「もう一回チャンスをくれないか?やり直そう…」
「都合のいいこと言わないでよ。あなたの言葉はもう信用できない。チャンスなんて、もうないんだよ…もう、あの頃には戻れないんだよ」

琴里が戻ってくることは、もうないんだ…生きてる意味がわからなくなった…