こんな私と付き合ってくれた
好きになってくれた
……幸せ……
……ひたすら幸せだった……

私でいいなら
嬉しいと思ったから……

私はあなたの何だろう?
あなたを失うかもって……ひびっていた
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一緒にいられて幸せだった。でも、あんなことの……あと……どんな顔して会えばいいのよぅ……恥ずかしいよぅ……

今日も会う約束していたけど、用事ができたからって言われて、会えなかった。

そんな時、健人から連絡がきた。
「隼人と付き合ってるのか?」って……
急になんだろう?イヤな胸騒ぎ……
「今日、駅前のホテルで隼人みかけたんだけど、高校の時に付き合ってた子と2人きりで……」
元カノと?
「こういうの何だけど……アイツ……彼女と別れてからずっと恋人作らなかったから、アイツにとってはやっとめぐってきたチャンスかもしれないから……」
邪魔なのは、私なのかもしれない……それなら、距離をとってくれたらいいのに……
「アイツは、琴里に遠慮してるんだと思う。俺と別れて色々あったの知ってるから……アイツの性格上……琴里に別れを切り出せないというか……聞いてみたら?」
あの時、私が落ち込んでたら話を聞いてくれて……つい甘えちゃって……
「怖くて聞けない……元カノとやり直したいって言われたらどうしたらいいの?」
「俺の時みたいに諦めたらいい。諦められないなら、取り戻せばいい。」
そうだよね……あの時と同じ……なんだ。
「そうだね。うん……聞いてみる。」

隼人に連絡してみた。だけど、聞けなかった。
「明日も用事ができたから、会えない」
「誰かと……会うの?」
「そんなのどうだっていいだろ?高校の同級生だよ」
明日も元カノと?元カノの方がいいのかな?隼人くんの心を掴めなかったってことで……しょうがない……のかな?私はあなたの彼女にはなれなかった……のかな?私じゃダメなのかな?あなたの幸せを考えるなら、別れてあげるべきなのかな?はっきりしたい。

「私と別れたいの?私が言うの待ってるみたいに見える。もしそうなら、それでもいいから……」
私のこと好きって言って……お願いだから、言ってよ。「好きだよ」って言われて安心したかった。何も答えなかった。それが答え……なんだね。

口は悪いけど、優しい人だって知ってるよ。でも、そんな優しさいらない。いっそ恨めたら、ちょっとはラクかな?
このまま会わなければ……きっと……すぐに忘れられる……本当に顔を合わさないように気をつけて……絶対に諦める。絶対にもう会わない。