もっと自信持たなきゃ
うっとうしいのはオレのほう……

いつも不安だった
まだ始まったばかりの恋

オレだけのものにしたい

誰にでも手に入れられる幸せ
だけど幸福の形は人それぞれ
深まる愛

2人で恋してるんだから
キミとなら大丈夫
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独り暮らしをしている部屋の中……不安を埋めるために……奪うように激しく……何度も……何度もキスして、抱きしめる。

それでも、消えない不安。

ぎゅっと抱きしめ、また唇を奪う。もっと先に進みたい。「イヤッ……やめて……」と、泣かれた。
「オレとするの……イヤなの……か……?」
「ち……違うの……怖い……の……」
「アイツとはできて……オレとは怖いって……オレのこと好きじゃないってこと……なのか?」
琴里は、元々他の奴と付き合ってた。やっぱりまだ……引きずっているとしても、無理ない。
「は……初めてだから……怖いの……重いよね……わかってるけど……きっと……隼人くんも、この状況が重すぎて、他の人と……」って、また泣いた
「アイツとは……?」
「何も……なかった……の」
不思議……こんな話してるのに、辛くない。辛いのは、琴里を泣かせてしまったこと……
「本当……に?だって、アイツ……色んな子と……そういう関係になってたのに?」
「やっぱり……そうだよね……」
「不安な思いさせてごめん……な。ひどいこと言ってごめん……な。オレも、こういうの初めてだから……怖い思いさせて、ごめんな。何してほしいか言って……何でもしてあげるから……」
「その気持ちだけで嬉しい。隼人くんといられるだけでいいの。嫌いにならないで……」
かわいいこと言って……
「嫌いになんてならないよ」
ぎゅっと抱きつかれた。
「だーい好きっ」
「俺も好きだよ。もう泣かないで、笑ってよ。ずっとこのまま、俺の隣にいてくれ……」
「私でいいの?」
「琴里が好きなんだ。俺でいい?」
ずっと一緒に過ごしたい。
「ずっと一緒にいたい。」
「俺も……これだけはわかってほしい。アイツみたいに浮気なんて絶対にしない。俺は琴里一筋だから。」