ゆっくり始まる2人の恋
このまま……
期待してしまう……
恋してよかった
もう……恋人にはなったけど
それはそれで不安がいっぱいだった
オレ達はまだ恋の途中……
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琴里と手をつないで歩く。つないだ手はとてもあたたかかった。琴里といるだけで世界は変わる。
手をつなぐのも恥ずかしかったのに、もっと……もっと……って……ぎゅっと抱きしめた。
恋人にはなったけど、健人のことを考えて不安になる。
「恋人だから一緒にいるんじゃないろ。あなたに恋してるから一緒にいるの……」
琴里の言葉がさらに愛おしく……ドキドキする。お願いだからそっとしてて……オレの心をかき乱さないで……
だけど、もう我慢できない。ピッタリとくっつく2人……絡み合う視線……ニコッと微笑み、チュツと重なる唇。唇が離れ、微笑んだ。
恥ずかしそうにうつむく琴里。可愛すぎるよ。俺だけの琴里。独り占めしたい。琴里は俺だけのものだ。今の幸せな気持ちを忘れない。
ふわふわと抱きしめ、腕の中に閉じ込め、ずっと抱きしめていた。抱きしめながら、つい頬が緩んでしまう。
手をつなぐのも、ハグするのも、キスするのも……恋の初めてを琴里と……
ヤバイ……ヤバイ……胸が苦しい。苦しくて、苦しくて破裂寸前だ。