彼女が思った通りの女の子だから
どうしよう……もう何も考えられない

今までオレの心を動かす女なんて
一人もいなかったのに
これが好きになるってこと……なのか？

彼女に全部かきまわされる
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友達と遊ぶ気になれなくて、街を一人で歩いていた。クリスマスのイルミネーションがキラキラしている。たくさんいる人並みの中の一人。目が釘付けになった。あの子が泣いていた。

あの子とは、あれから会ってない。連絡先すら知らない。どうすればいいか……わからない。だけど、いつも気になってしまう。

俺だったら泣かせたりしねーし……大切にしたいし……守ってあげたいと思った。声をかけると、びっくりしていた。
「あなたには、へんなとこばっかり見られちゃうね……」
なんか今すぐ抱きしめてあげなきゃいけない気がするのは、どうして……？

ただ抱きしめた。胸を濡らす涙。ハートが熱くて、鼓動だけが伝わりあう。その涙を俺以外に見られたくなかった。
涙が止まるまで、抱きしめていた。ふわりと笑顔になった彼女。彼女が笑うとめちゃくちゃ嬉しい。

俺のために待っていたんじゃないか……って、運命すら感じる。

「これからは、泣きたくなったら……俺に連絡しろよ」
「ありがとう……でも、大丈夫。」って、言われたけど連絡先を交換した。

あまりに自然に始まったこの関係……彼女と別れた後……恋があふれ……こぼれるため息