もしかしたら……恋したのは……
この瞬間だったかもしれない

ひとつの恋が終わり
そしてまた恋が始まる

キミと一緒なら変われるかも……
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アイツを見ていたら、一人でどこかに行こうとしていた。その後をあの女が追いかけていた。その後をつける。

彼女に会いにいったのか……このままやり直すの……か?と思ったけど……俺が追いついた時聞こえてきたのは、「ほら、彼女だってこう言ってるし……」と、2人で帰っていった。

「大丈夫だった?」と、声をかける。
「大丈夫ですよ。なんでここに?」
「んと……気になったから……」
「心配かけてしまってごめんなさい。あなたって、優しいんですね。」って、ふんわりと微笑んだ。
今までそんなこと言われたことなんてなかった。顔のことと、金持ちとか……ちゃんと俺のことを見てくれているってわかってうれしかったんだ。

「別れたばっかりなのに、元気だね……」
本当は、そんなに好きじゃなかった?
「泣いたって、起きてしまった事実は変わらないし、こんなことで友達に心配かけたくないから。」
今まで、こんな子に会ったことなかった。少しずつ見えてくる彼女の素顔。

きっと……恋したんだ……恋と気づかずに……