黒い道
息苦しくて。少し震えて。苦しくて悲しくて。 誰にも理解されない。それが今の私の心と身体。
黒い黒い暗い道。
いつになったらこの時が終わり、解放されるのか私にも分からない。
私はいわゆる普通と言える道から心と身体が外れてしまったみたいだ。
昨日まで心地よかった空の色や、清々しい空気感はもうそこにはない。
回りの人に迷惑をかけてはいけない、相手がかならずめんどくさくなってしまうのをしってるから。
だから、苦しさは隠すことにしている。
だんだんだんだんうつむき、だんだんだんだん下ばかり見て、笑う回数が減っていく。
私自身の存在が薄れていくなかで、それでもどこかしらで助けてってsignalを送っている自分に、ああ、やっぱりまだ私は壊れていないのだと安堵する。

赤い道
血液がサラサラと流れるように、人や車や他人の会話が流れていく。 病院で処方された薬が効いているのか、心は穏やかでいられている 。
私の体の中で赤い、赤黒い血が流れているってことだよね。生きているってことだよね。生きたいってことだよね。
多くの人が苦しんでいるなかのほんの些細な小さなことの中の1つ、、、で、片付けてしまってわいけないこと。
だって、そうでしょ。一人一人痛みは違うし複雑だから。
痛みという名の赤い糸 。苦しみという名の赤い糸。悲しみという名の赤い糸。全てに繋がる赤い道。



青い道
青空を見上げる事ってそんなにないよね。夜空は別物。
今日は天気かな?とか、その程度で水平線上に見るか、感じるだけかな。
上を見上げることで少しだけ前進。
うつむいて下ばかり見ていたから。は~ってため息ばかりだったから。
この空は何処までも続くんだろうな、とか、バカみたいにあたりまえすぎて考えもしないこと、映画とかでよく使われるようなセリフ。そんなことを思うだけでもいい。
いろいろ感じて前進できればそれでいい。

助けてって言えなかったらさ、何でもいいからどっかの切れ端に書こう。ね。書こう。

アタシはまだ書けてないけど、ここに書いてる。ぶつけてる。遠回しに。
健康で元気な人や笑顔が素敵な人に嫉妬する。
そんなアナタも心はブルーであれ!とかなんとか。


灰色の道
いったり来たり、ブランコが揺れるよりもゆっくり。昔家に有ったボンボン時計のふりこよりもゆっくり。ゆっくり。辛いとか苦しいっていう坂道を歩いてる。そして、大丈夫、落ち着いて、深呼吸しようっていう坂道もあるいてる。
いったり来たり、、それは何時でも何処に居ても何をしていてもおとずれる得たいの知っている恐怖心。
だからまだまだグレイゾーンにいて、手をぎゅってしてるのね。
必死に今の自分を隠してしまいこんで悟られないように、迷惑をかけないようにと、こんな時も他人が大事、イコール自分が大事で自分のために自分を守ってる。
何もかもを罪悪感に感じる逃げ場のない心の弱さ。
何かしら心に抱えてたら美しい道にはたどりつけなくて、目に写るもの、こころに感じるものは灰色でしか映らない。
色々とりつくろっていたとしても、自分が一番大切なんだ!皆そうでしょ!ただただいい子ちゃんぶって穏便に済ませたいだけでしょ!ねえ、そうでしょ!って、叫べ。
そうしたらさ、灰色の道もいいかも、とかって、、思えるよ。
ホントはそんなん違うけど。


緑の道
緑で連想するものって何?私は草木かな。それと心地よくふく風、木漏れ日、穏やか、笹団子。
田んぼのど真ん中を歩いたとしても、きっと何も感じないのかもしれない。そこにそれが有ることが当たり前すぎて。
だけど、綺麗に撮れている写真や森のなかや公園の木陰なら身体がここちいいって、何か違う感情がわいてくるかもしれないね。
アスファルトじゃなくてさ、小石が転がってるような木々に囲まれた細く長い一本道をあるこうよ。
スプリンクラーで管理された芝生もいいけどさ、綺麗過ぎると何かが見えなくなっちゃう。
隣の芝生は良く見える、、じゃなくて、、いいんだよ。あたりまえだ。
そんなんじゃなくて、ただただ続く長い長い緑の道の先の先のずーっと先を私は見てみたい。だろ。



オレンジの道