異能者だらけの高校生活



みんな静かに座ってる。


いや、気づいたら座っていた。



長い机が一つあって、俗に言う誕生日席に会長。

あとは6人と5人が向かいあって座っている。



会長に言われ、空いてる席に座ったけど…










やだよー何この空間!空気が重いよ!


今すぐ帰りたい…




「さて、新しい子も入ったし、自己紹介しましょうか。どこの寮か,クラス,名前,生徒会での役割,一言ね。
能力は言ってもいいし、言わなくてもいいわ。じゃあ、白羊宮の寮長からお願い。」



会長がそう言うと、会長のすぐ横に座っていた人物が立ち上がる。




「白羊宮寮長の、2年4組、櫻井シオンです。風紀担当してまーす。能力はマインドコントロールね。よろしく〜」


全体的にふわっとした感じの女の子。
髪もツインテールにして…
THE女子高生って感じだ。



「ふあぁ……金牛宮寮長、1年2組、鷹成アルテ…えっとね〜…たしか庶務だったかなぁ、なんでもいいけどさ…能力は…めんどくさいから言わない…よろしく…」


ぼーっとしてるなぁ…
なんか咥えてるし…飴かな?
能力気になるけど…


「次はうち?巨蟹宮寮長、2年1組、河北マキ。広報担当ね。能力は水操るの。まぁよろしくね」




…なんだか明るいなぁ。
でもなんか腹黒?っぽい?
実際に近くに水でできた丸いのがふわふわしてるし…








まだ3人目なのに…私やっていけるか不安です…