翌日。
やばい…入学して早々だけど…
家に帰りたい。今すぐに。
無理だよー!やっていけないよー!
なんか「双児宮」ってだけで優遇されるのは嬉しいけどさ、変な目で見られるのは変わらないし!
『双児宮って結構変わった能力を持つ人が多いらしいのよね。大体入る寮ごとに使える系統が決まってるんだけど、双児宮にはそれがないのよ。
「どこにも属さない人」が入るから、変わってるのよね。』
というカスミ先輩の爽やかな笑顔、
今でも忘れない。
クラスも1人だけだし!嫌だよー!
「おーい、花嶋はいるかー?」
「先生…」
「お前に橘から伝言を預かっていてな。
『明日からあなたには生徒会に所属してもらいます♪
詳しい話は今日の放課後、生徒会室でするわね♪』
との事だ。
生徒会って各寮の寮長で構成されてるからな!
名誉なことだぞ!はっはっは!
じゃ、授業始めまーす」
私の学園生活…
とても辛い道のりになりそうです。

