うわぁぁぁ!すっごく美人!
声も見た目も綺麗…!背も高いしスタイルいい!
「周りの人は放っておきましょう?寮へ案内するわ。ついてきて。」
「は、はい!」
数十分後…
え?寮遠くない?てかなんか山登りみたいになってるし⁉︎階段があるから嬉しいけど…
「『双児宮』は山奥の普通では辿り着けないような場所にあるのよ。
階段はあるけど、他の寮の人は見えないし踏めない。
ここまで来れる時点で貴方は間違いなく♊︎なのだろうけど。」
どういうこと⁉︎1時間くらい歩いてるよ⁉︎もはや隔離施設じゃん!
「…あの!」
「何?」
「…『双児宮』は私と寮長以外に誰がいるんですか?」
「…いないわよ?」
「あ、え?いないんですか?」
「私がまだ1年生だったころは他の寮と同じくらいの人がいたけれど…色々あってね。減っちゃったの。」
「はぁ…」
「まぁ、寮は山奥だけど虫もいないし、定期的に掃除してるから綺麗よ。安心して?
まぁ2人しかいないし、部屋は結構あるから…
そうね。西館なら自由に使って構わないわ。」
「え?西館?」
「東館、西館、南館があるのよ。双児宮には。
東館は私が使ってるから、西館にある20部屋は貴方が使って構わないわよ。」
…えぇぇぇぇぇぇぇ⁉︎

