一瞬、彼の言った言葉の意味を掴み損ねた。 「だって、交代だし。」 「あ、はい。」 その勢いに圧されて私も手を上げた。 「後は任せて。」 軽くハイタッチをして彼は今度こそ励たちのところへ向かう。 私も何も考えられない真っ白なまま川辺に歩く。 が、そこにいる3人のにやにやとした顔でハッとする。 「冬ちゃん、やるぅ。」 「ちーづーるーさーん?」