雨宿りはいつものカフェで


一瞬、彼の言った言葉の意味を掴み損ねた。


「だって、交代だし。」


「あ、はい。」


その勢いに圧されて私も手を上げた。


「後は任せて。」


軽くハイタッチをして彼は今度こそ励たちのところへ向かう。

私も何も考えられない真っ白なまま川辺に歩く。

が、そこにいる3人のにやにやとした顔でハッとする。


「冬ちゃん、やるぅ。」


「ちーづーるーさーん?」