雨宿りはいつものカフェで

「ですよねぇ、４人が談笑してるだけですよ。」


私もにっこりと返しつつ言った。

彼女の言った言葉は間違いがない。


「倫菜…………冬ちゃん…………。」


千鶴さんも呆れた声を出す。


「さ、準備出来たんなら後は男子に任せて遊びましょ。」


倫菜さんは何事もなかったかのように笑って私と彩花の背中を押す。

ここからは男子の仕事だ。


「はーい。れーい、たくぽーん後は任せたー！！」


返事は倫菜さんへ向けて、後半は２人に向かって声を張り上げた。