「あんなに笑ってるのってレアでしょ?」


「………無邪気な子供みたい。」


先輩で憧れだとか尊敬だとか色々あるけど、
やっぱり普通の男子高校生なんだなと思う。


「あ!あれって篠木の人じゃない?」


彩花の言葉に反応して私は彼女の方を向いた。


「どこ?」


「ほら。」


彩花につられて川の上の方を見る。

そこには高校生らしい男の子たちが6人ほどが、浅瀬で遊んでいた。

どうやらキャンプのようだ。