彼のそばにいたいから。

その彼を繋ぎ止めることが出来るなら、
それが恋情だって友情だって。

どっちだって良い。

これで終わりにしなければ良いと、
そう結論づけて。

そうすればチャンスだって巡ってくる。

まだ彼が卒業するまで時間があるから。

それまではこの恋を頑張ろうって決めた。

結果的に上手くいかなくたって、
大人になって辛かったけど楽しかったと笑えると思うから。

悔いのない一時を。

私の足は久しぶりにあの場所へ向かっていた。