「いらっしゃい、麗ちゃん!」 泣き腫らした目を隠すように、一生懸命笑う遥ちゃん。ほんと、天使要素高いよね…。 「…目、裾で拭ったでしょ?」 「えへへ…ごめん」 今度は困ったように笑いながら、少し長めの裾を捲くる。 薫と違って筋肉質な体。モテそうな感じがするけど、彼女いないのかな? 「…そんなに見られると、照れるんだけど…」 「あ、ごめん!!」 無意識だった…。