「ぼくのせいだ…ぼくが、遊ぼう って言ったから…」
 
「遥ちゃん、落ち着いて」

  


泣き声はどんどん大きくなる。 
…とりあえず、薫も遥ちゃんも心配だし、様子を見に行こう。

 


 

「今、どこにいるの?」
 
「…検査も終わって、もう、家にいる」

「わかった。今行くね」

 


電話を切り、走って佐倉家に向かった。