息を切らしロビーの扉を開け、飛び出してきた和音くんが、吃音しながらあたしを呼ぶ。
聖奏の制服を着て、肩から大きな鞄を抱えている。
「Alice!」
あたしは歌うのを止めて、和音くんに駆け寄り自分の楽譜を急いで差し出した。
和音くんは楽譜を受け取ると、一通り目を通し指で「OK」を作って見せる。
肩から抱えた鞄から電子ピアノを取り出し画用紙にペンを走らせ、あたしやコーラス部メンバーに向けた。
――1度合わせなきゃ不安だろ? 自信持って思い切り歌って
和音くんは雨上がりで湿ったセメントの地面に座り、鞄の上に電子ピアノを置き曲を弾き始める。
制服が汚れるのもお構いなしに。
あたしたちは戸惑いながら、歌った。
和音くんは電子ピアノで初見の楽譜を弾いているとは思えないほど正確に曲を奏でる。
聖奏の制服を着て、肩から大きな鞄を抱えている。
「Alice!」
あたしは歌うのを止めて、和音くんに駆け寄り自分の楽譜を急いで差し出した。
和音くんは楽譜を受け取ると、一通り目を通し指で「OK」を作って見せる。
肩から抱えた鞄から電子ピアノを取り出し画用紙にペンを走らせ、あたしやコーラス部メンバーに向けた。
――1度合わせなきゃ不安だろ? 自信持って思い切り歌って
和音くんは雨上がりで湿ったセメントの地面に座り、鞄の上に電子ピアノを置き曲を弾き始める。
制服が汚れるのもお構いなしに。
あたしたちは戸惑いながら、歌った。
和音くんは電子ピアノで初見の楽譜を弾いているとは思えないほど正確に曲を奏でる。



