救急車の中で救急救命士が搬送先の呼吸器科の指示を仰ぎ、緊急に胸腔穿刺を行って、急死を免れたと聞いた。

もし救命士が間違って、人工呼吸をおこなっていたら助からなかったかもしれないと聞いた時は、背筋が寒くなった。

治療方法として、肺にドレーンを入れて潰れた肺胞を膨らませるドレナージ術では、空気漏れを繰り返す可能性があるため、肺の空気漏れを起こす嚢胞を切除し、切除した部分に吸収性メッシュシートを貼り付けて補強する手術をおこなうと説明された。

治療後も暫くは安静が必要で、飛行機や電車、自動車・バスには乗れないし、歌うことも事前に許可を得るようにとのことだ。

咳もあまり良くないとかで咳止めを渡された。

1か月程度安定状態が続けば運動も再開できるようになると聞き、安心したのだが……。

特発性喉頭運動麻痺の方は厄介な病気だと告げられた。