教室のど真ん中で照れて真っ赤になってる八っつあん…

だけど決めるべき時には決めるのが男だ。

「俺はツラだけが取り柄の和也なんかに振り回されるバカ女に興味無い。あれから毎日リュウちゃんや英樹にコケにされても変わる事ない堂々とした態度のお前を尊敬している。そして尊敬は変わった…お前への愛に…」

八っつあんの堂々たる発言に、その場に居合わせた女達は歓声を上げる者、固唾を飲んで事態を見守る者…人それぞれのリアクション

「俺は美鈴…お前が好きだ」

なんてシンプルで堂々とした告白なんだ。

教室が割れんばかりの大歓声に包まれるのに、さして時間は必要じゃなかった。