日曜日の朝というのは、大体眠気が覚めるまで寝込んでいるものだ。せめて、私にとってはそうだ。しかし、この日は違った。
その日、私はなぜか七時に目が覚めて、その時間を見た私は二度寝をしようとまたベッドに入った。けれど、眠気が完全に覚めてしまい、眠れないので仕方なく起きた。
目をこすっていると、右手が何か温かいものに包まれているような感覚があるのに気づいた。何気なくベッドの右側を見てみたら、あまりの驚きに身体が跳ね返って、頭をベッドの左側の壁に思いっきりぶつけてしまった。
彼は、体をダンゴムシのように丸めて、ぐっすり眠っていた。彼は私の右手を優しく握って、ベッドの隣に敷いてあった布団の中に包まっていた。
一瞬、白斗がなぜ私のベッド隣で寝ているのかが理解できなくて、頭がフリーズ状態になったが、前日の出来事を思い出して、ようやく体から力が抜けた。
そうだ。昨日、お風呂を貸して欲しいと言われて、その流れで夕飯も一緒に食べて、結局その晩はうちに泊まることになったんだった。
私は再び、彼を見た。
私の手を握り、小さく体を丸めている彼の姿はまるで子供みたいで、見ていると自然に笑みがこぼれた。
私は手を延ばし、彼の顔にかかった髪の触れた。退けようと軽く動かしたら、彼の長い睫毛が小さく震え、目がゆっくりと開いた。
「あ、起こしちゃった。ごめん。」私はとっさに手を引いて言った。
彼は目をこすりながらゆっくりと起き上がり、私を見た。手は繋がれたままだ。
「・・・ん、大丈夫・・・。」
彼はいつもよりも高めの声で囁き、大きなあくびをした。
胸が軽く、キュッと締め付けられるのを感じた。
私は、『可愛い!』と、叫んだ。『なんだ、この可愛い生き物は!』
もちろん、心の中で。

