そこにはいつも君がいた





道を通り過ぎてゆく人たちは、狭い路地にしゃがみ込む僕のことをチラチラと見ては、見ぬふりをして歩き続ける。




涙が、止まらない。




止まれ、止まれ。そう念じても、目からにじみ出る液体は僕の言うことを聞いてくれはしない。





どれだけ拭っても、涙は次々と溢れ出す。






僕は、声を殺して、ひたすら泣いた。