そこにはいつも君がいた



私は聞いた。

「白斗、寂しくないの?」


彼はすぐには答えなかった。

「・・・最初はね。でも、すぐに慣れたよ。それに、愛子にも会えたし。」


そう言って彼は優しく微笑んだ。私の胸は、ギュッと締め付けられるように苦しくなった。


「・・・白斗、無理しないでね。お願いだから」

彼は私を見た。彼の綺麗な瞳は、少し潤んでいた。


「愛子・・・ありがとう。」そう彼は言った。



「俺、愛子に会えてほんとに良かった。」

彼は私に柔らかい笑みを浮かべた。


小さな電球のかすかな光りが作る彼の顔の陰に、私の胸は風に揺れる木のようにざわついた。