そこにはいつも君がいた



こうして私たちの、微妙な関係が始まった。


「じゃあ、境界線作らなきゃね。」

いつの間にかいつもの白斗に戻っていた。

「境界線?」私は聞いた。

「うん、当然付き合ってない人たちができないことっていっぱいあるじゃん?」

「うん、まあね。」

「だから、俺たちも越えてはならない線を作んなきゃ。」

だけど私はもう彼に何度か抱きしめられてる訳だし、もうすでに友達とはしないことをしている。

「・・・まだ越してない線、と言ったらキスぐらいじゃない?」

彼は私を見た。

顔が熱い。自分で言っといて、赤くなってしまった。

白斗は照れて、「・・・うん、そうだね。それ以上は禁止、ってことにしよっか。」と言い、ニカっと明るい笑顔を見せた。

彼の笑顔は私の胸をくすぐった。

「うん、わかった。」私も微笑んだ。