そこにはいつも君がいた



「・・・ごめん!愛子に謝らなきゃいけないことが・・・。」



急に頭を下げてきたものだから、私はポカンと口を開けて彼を見ることしかできなかった。

「・・・え?なんで?」


「あの、この前の、こ、告白・・・。」白斗は恥ずかしそうに言った。彼は耳まで真っ赤になっていた。それを見て、私の鼓動が少し速まった。可愛い。「その、まだちゃんと答えてなくて・・・。」


「・・・ごめん、忘れてた。」

彼は信じられないように私を見た。「忘れてた!?俺、こんなに悩んでたのに・・・。」

だってそれどころじゃなくて、お母さんのこととか、白斗の秘密のこととか、考えることがありすぎて。白斗に自分の気持ちを伝えたことすら忘れていた。

「答えるもなにも、私はただ言いたくて言っただけだから、大丈夫だよ。」

本当は気持ちに応えてくれたら嬉しいけど、彼に『私に頼っても大丈夫』と伝えるために言ったわけだから、別に返事を待っているわけでもなく、求めてもいなかった。

「でも・・・。」彼は心配そうに言った。

「どうせ振られるんでしょ、私。」私は言った。「だったらむしろなにも言わないほうが_______」

「ちがう!」

私は彼を見た。彼は私のことをまっすぐ見ていた。

・・・・え?