そこにはいつも君がいた



可能性1:

彼はその日、どうしても科学室に行かなければいけない用事があった。

あの噂の社会科の先生ぐらい厳しい理科の先生の課題を完成させるため、とか。



可能性2:

白斗の声にものすごく似ている声の持ち主がこの学校にいる。



可能性3:

白斗は幽霊だった。



私はあかねとお昼ご飯を食べながら頭を悩まさせていた。

さすがに三番はないだろう。でも、そしたら何もかも筋が通る。夜の学校の噂、いつ行っても屋上にいること。

私は頭を強く横に振って、頭の中をリセットさせようとした。三番を選択肢に入れている時点で私はバカ確定だ。


でも考えれば考えるほど、幽霊説が一番説得力のある答えに感じてきた。

私の頭はどうかしてる。



私はため息を付き、本を読んでるあかねに聞いた。

「ねぇ、幽霊っていると思う?」

答えは分かっていたけれど、一応聞いてみた。

彼女は頭を上げ、「いないに決まってんじゃん。」と、即答した。

やっぱり。


私は「だよね・・・。」とつぶやき、またお弁当を食べ始めた。


あかねも、持っていたやたらと分厚い本へと再び意識を向けた。