そこにはいつも君がいた



「愛子!なにしてるの、遅いよ〜」美優が言った。


「みんなこそ、幽霊なんかいない、って言い切ってたくせに、めっちゃびびってんじゃん!」私は呆れて行った。恐怖は収まり、だいぶ心が落ち着いた。



「だ、だって・・・水の音、が・・・・。」夏実は未だに、さっきの余韻が残ってるみたいだ。手は震えていて、言葉が円滑に出てこない。



「だから言ったじゃん、来ない方が良かったって。さ、早く帰ろ。」私はみんなに背を向けて、歩き出した。みんなが私についてきてるのかも確かめず、私は真っ直ぐ家へと向かった。

早く家に帰りたい。そして、早く寝て、早く起きて、学校に行って、白斗に会いたい。


私は、ただそれだけを考えて、夜道を歩いた。