そこにはいつも君がいた



一瞬、何が起こったのか分からなかった。


紙吹雪がパラパラ、と私の目の前に散った。


扉の前には、クラッカーを持ち構えた笑、紅葉と白斗がいた。


パーン!


数秒前の発砲よりも小さい遅れをとった一つのクラッカーの音が鳴り響いた。


「紅葉!よくやった!」白斗が紅葉の頭をポンポン、と軽く叩いた。


少し遅れて、クラッカーを鳴らすことに成功した紅葉はドヤっとした笑顔で私を見た。




「・・・え?」

言葉が出なかった。



「あ、そうだ。」白斗は笑と紅葉に向かって言った。「せーの・・・。」




「「結婚記念日、おめでとう!」」