私は泣きながら呟いた。
「・・・遅い。」
彼は笑った。
「ごめん。ちゃんと学校に通い始めてから言いたかったんだ。待たせちゃったね。
でも、俺の気持ちは、変わってないから。むしろ強くなったよ。」
私は、何を不安に感じていたんだろう。言葉としては聞いていなくても、彼はいつも行動で伝えてくれていた。
いつも、そばにいてくれた。
「愛子、答えは?」
そんなの、聞かれなくたって決まっている。
「・・・うん。喜んで。」私は泣き顔で出来る精一杯の笑顔を見せた。
彼は、私の大好きなあの明るい笑顔で笑った。
「よろしくね、愛子。」
そして彼はゆっくりと私の顔を引き寄せ、ついに、私と彼の唇が重なった。
彼のキスは、少し力強くて、とろけるように優しかった。そして、私を包むような大きな温もりが私の心を癒した。
私たちは離れると、お互いを見つめあった。彼は頬を赤く染めていた。私も、彼以上に顔が燃え上がっていたと思う。
彼は微笑んで、囁いた。
「愛してる。」

