「大塚くん、お待たせ~!はやくアイス食べに行こう?」 「おお!立花は今何のアイスの気分?」 大塚くんは部活が終わって疲れてるはずなのに、まだまだとっても元気そうな気がする。 「うーん…フルーツのアイスがいいな」 「さっぱりしてていいよな!俺はソーダ!」 あたしたちは部室を出て、学校の近くにあるコンビニに向かって歩き出した。 歩いてるだけなのに、つーっと汗が流れ落ちる。 早く秋になればいいのに。 そしたら陽向も帰ってくるのにな。 サッカー部に不在中の彼は今シンガポールにいる。