二人は驚いていた。

「海、日向先輩と知り合いなの?」

「うん、ちょっとね、、行ってくる。」

あたしの背中に二人の視線を感じた。
日向先輩どうしたんだろう、、。
いきなり飛び出して失礼だったよね。
あやまらないと、、。

日向先輩と向き合う、、

「ごめんなさい!」
「ごめんなさい!」

二人の声が重なり、同時に頭を下げたせいで
あたしの頭と日向先輩のおでこがぶつかってしまった。

「いって~!」

「ごめんなさい!本当にすみません!」

「いいのいいの!海ちゃんは大丈夫だった?」

「あたしは石頭だから大丈夫です、、。」

「やっぱり、おでこ割れるかと思った~!」

「え!大丈夫ですか?保健室いきますか?どうすればいいですか、、?」

思いきり焦るあたしに日向先輩はケロっとして

「冗談だよ~!」