憂鬱な時間が過ぎていく。
こんなときに限って時間が経つのが早いのはどうしてなんだろう。
大好きなパパの卵焼きもぼんやりした味。

「わたし、今日部活休みなんだ。
良かったらあそばない?」

「あそぶー!!あ、でもちょっと用事あるから教室で待っててもらえる?」

「うん!全然いいよ!わたし掃除当番だし待ってるよ!」

夏帆は神様なんじゃないかと思う。
このあたしにいつも、生きがいを与えてくれる。
こうなったら夏帆と遊ぶためにはやく歌のテスト終わらせよ!
流れに身を任せるって決めたじゃん!
自分を見失わないように、、。

こうして昼休みもあっという間に終わり
退屈な授業も終わっていった。

時間は淡々と地獄のテストに近づいてきている。