どれくらいたったのだろうか。
目を開けるとそこは見覚えのある場所だった。
横を見ると学校のカバンやらが転がっている。
ここは自分の部屋だ。
時計の針は8時をさしていた。




「寝ちゃったのか・・・。」




ってことはさっきのは夢?




少し残念に思いながら1階に下りて行くと、机の上に置き手紙があった。




*湊へ
仕事に行ってきます。晩ご飯は自分で適当に食べてね。
母*





仕事なんて言ってるけど母さんは仕事なんてしていない。かつて、濃い化粧をして男と会っているのを見た事がある。




父さんと離婚してからずっとこうだ。