不思議な夢をみたのはあまり人間関係が
上手くいってなかった中3の頃だった。
その頃の俺は人と話すことが苦手で、
話しかけられてもうまく返せず ノリが悪い
などと思われ、話しかけられることも無くなった。
そんな毎日の学校はおもしろくもなく、だだ憂鬱な日々を送っていた。
中学校卒業間際、俺は学校に遅刻して着いたのは昼休みの時間だった。
教室のドアは全て閉まっており、開けた時にみんなの視線が自分に集まるのは避けたかったが、それは不可能だと思い勇気を出して開けようとした矢先こんな会話が聞こえてきた。
「あれー?今日って文瀬休みー?」
この声はクラスの中心的存在にある女子だ。
「あーそーいえば、」
「文瀬って誰!?笑」
「あの、クソノリ悪いやつだよ!
あいつ友達もいないでよく学校これるよなー」
「あーあいつね!」
俺は迷わず来た道を戻り、学校を出た。
なんなんだよ・・・。何でこんな思いしなくちゃいけないんだよ・・・!
全て俺が悪いのか?ノリ悪いのってこんなに悪いことなのか!?
そんな思いがぐるぐるとまわる。
学校なんて嫌いだ・・・。
まもなく家に着いた。
家族には学校で浮いてるなんて言ってないし言えない。
だから家に入る前に顔が笑ってるか確認して入ることにしている。
「よし・・・。」
「ただいまー!!」
大丈夫。笑えてる。いつも通り家で使ってる俺の顔だ。
「おかえりー!今日は早かったのね。」
「うん・・・。今日は五限目までだから・・・!」
そう言い残して自分の部屋に向かった。
学校のカバンやらをほおり投げ、ベッドに
ダイブした。
もう何にも考えたくなかった。
疲労が溜まっていたのかそのまま寝てしまった。
