「あ、湊くんおはよー♪」
「おう、おはよー!」
「あれ?髪切った?」
「え〜分かる!?そうなの!」
「似合ってるよ!」
「あ、ありがとう/////」
するとその子の周りにいた女子は
「えーやったじゃーん!」
「いいなーあたしもそんな事言われたーい!」
などと声をあげ始めた。
こんなのちょろい。
「おいー湊ー朝から女好きがバレバレだ」ぞ〜!!」
後から入ってきた怜が言う。
「湊くんは女好きなんかじゃないよー!」
「ねぇ、みんな!!」
他の周りの女子が一斉にうなずく。
それを見て怜は不機嫌な顔をしてこちらを
みた。
「なんだよー湊だけずりぃー!」
「何もずるくありませーんー!!」
こんな会話が朝の教室の日課だ。
俺はいつでも話の輪の中にいる。
友達だってたくさんいる。
何不自由ない生活を送っている。
その訳はある日みた夢にある。
