翌日、午前中を使ってパーティのミーティングを開いた。


ミーティングと言っても、ヴォルク、王、王妃、レイの4人だけの話し合いだ。


「それで、今回のパーティについて、いつもとは違ったものをしようかと考えているのですが、父上、母上、なにかいいアイデアはありませんか?」


と、さっそくヴォルクが話を切り出した。


「ん〜…」


「そうね〜…」


王も王妃もなかなか案は浮かばないようだ。


すると、レイが話し出した。


「いい案と言うよりお願いみたいなものなんだけど、そろそろ求婚してくる女が減るよう対策してくれないか?」