俺はこのフレード王国の王子、ヴォルク・フレード。
今話していたやつは、専属執事のレイ・アルベルトだ。
ミルクティ色の髪と瞳を持っていて、とても仕事ができる俺の右腕だ。


レイとは幼なじみだか、仕事モードのときはああやって敬語で話してくる。
二人きりのとき以外は常に敬語なのだ。


俺は敬語じゃない方が楽で好きだが、あいつは頑なに敬語を使う。
まぁ、そんなとこもあいつらしくて好きなところだが笑


「よしっいくか。」


ヴォルクは支度を終え、食堂へ向かった。