それから数日が経ち、リーシャの手伝いをしながら毎日を過ごしていた。 「ねぇリーシャ、今日はあそこの山に行ってもいい?」 「あぁ、いいよ。気をつけていってらっしゃい。遅くならないようにね。」 「はーい、いってきます!」 リーシャの手伝いをしてから街を散策するのが、最近の心愛の日課だった。 そして、今日は街のはずれにある山へ行くのだ。 この山はそんなに高くなく、心愛も頂上までのぼることができる。