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由香「いってきまーす‼」
私は金堂由香、高校一年生。
私の学校は中高一貫の共学校で、個性豊かなメンバーが揃ってます‼
最近はみんな彼氏がいたりするかもしれませんが、私にはいません。
今年こそイケメン彼氏をつくらねば…。
朱里「由香おはよーっ!‼」
由香「朱里‼今年も同じクラスだといいね‼」
朱里「ね‼」
由香「高一…あった‼クラス一緒だよ‼A組 だ‼」
朱里「きゃーっ‼輝蘭と一緒のクラスだ‼今年ついてるかも~‼」
由香「達樹もだ‼ラッキー‼」
朱里「てかさ、由香って本当に達樹のこと好きなの??」
由香「そーだけど??」
朱里「なんかちょっと違う感じするんだよね~。」
由香「どういうこと??」
朱里「どちらかというと由香のアイドル的な??」
由香「ん??」

教室にて
輝蘭「由香じゃん‼よろ~‼」
由香「おぉっ‼中2ぶりだね‼」
輝蘭「今年は絶対にいい年にしよーね‼」
朱里「うんっ‼」
輝蘭「朱里もか!」
朱里「忘れないでよ‼去年もいたんだから。」
達樹「輝蘭‼クラス一緒じゃん‼」
輝蘭「お前忘れてたわ。」
達樹「ひっど‼」
由香「達樹‼今年は仲良くしよーねっ‼」
達樹「きもいから黙ってろ。」
由香「冷た~ぃ‼」
先生「はいはい席に座ってー‼」
生徒「えーっ‼」
先生「今年一年間A組の担任をすることになった広瀬美紗です。今年はみんなケンカせずに仲良くやってきましょー。以上です。あとはご自由にー‼」
由香「先生めっちゃテキトーじゃん。」
朱里「楽だからいいっしょ。」
由香「そーだね。」

放課後
由香「達樹、一緒にかえろーよぉー。」
達樹「俺彼女いんのしってんだろ?」
由香「でも…。」
達樹「真弥、帰ろ。」
真弥「そんなんいわなくっても…。由香もついてくる??」
達樹「ほら、こんな奴に構ってないで。」
由香「…。」
輝蘭「いくらなんでもひどいよな。」
由香「え??」
輝蘭「一緒に帰る??」
朱里「帰ろう‼」
輝蘭「あ、朱里も??」
由香「輝蘭はいつも優しいよね。」
輝蘭「まぁ俺は単純にそう思っただけだから。」
朱里「私と帰りたいってね♡」
輝蘭「そんなこと言ったっけ??」
朱里「一緒に帰ろってさ♡」

翌日
先生「みんなおはよー。今日は修学旅行の班を決めるよー。はいくじ引いてー‼」
達樹「おっ‼輝蘭同じじゃん‼」
輝蘭「夢十と匠もだよ‼」
達樹「部屋は二班合同だよね??」
輝蘭「そーだよ」
由香「真弥‼」
真弥「同じ班だね‼」
恵理香「私もだよ‼」
朱里「由香‼一緒だね‼嬉しいっ‼」
由香「ね‼」
朱里「あと、理紗と彩香と花凛と美呼だよ‼」
由香「情報早っ‼」
朱里「だって楽しみなんだもーん‼」
恵理香「みんなよろしくね~‼」
結構メンバーもいいみたいだし、楽しい修学旅行になりそう…‼
朱里「由香…あのさ、輝蘭たちの班に遊びに行かない??」
由香「いいね‼みんな誘って…‼」
先生「あくまでも異性の部屋への侵入は禁止。来年まで我慢してね。
達樹「じゃあ来年はいいってこと??」
輝蘭「お前エロいことすんじゃねーよ。」
達樹「誰がそんなこと言った??エロいのはたぶんお前の方だろ??」
輝蘭「俺変態じゃねーし。」
真弥「何話してんの‼」
達樹「いって…」
輝蘭「彼女厳しいね。」
真弥「まぁこいつ変態だからさ。」
輝蘭「ほら。」
由香「別に輝蘭が変態じゃないとか誰も言ってないけどね。」
輝蘭「いやっ、そんな…‼」

帰り道
由香「あー疲れた。」
朱里「来年絶対輝蘭とくみたいなぁ~っ‼」
由香「輝蘭って誰が好きなんだろうね?」
朱里「私、イケメン男子と釣り合うように今から可愛くなろっと‼」
由香「私もがんばる‼」

達樹「輝蘭」
輝蘭「…。」
達樹「輝蘭?」
輝蘭「あっ、はい??」
達樹「楽しみだね‼」
輝蘭「どーせ真弥のとこ行くんだろ??」
達樹「お前も彼女つくればいーのに。」
輝蘭「うん、まーね。」
達樹「今まで輝蘭に告ってきた奴のなかでかわいいのとかいたのに。」
輝蘭「興味ないってか別に好きじゃないし。」
達樹「てか好きな奴いんの??」
輝蘭「さあね。」
達樹「なんかあやしー。」
輝蘭「なんで疑うの??」

由香「ただいまーっ!!」
理香「おかえり!!新学期どうだった??」
由香「普通にいつも通りだった!!」
理香「イケメンいた??」
由香「もちろん。」
理香「どうせまた達樹でしょ??」
由香「まぁね。イケメンならもう一人いるけど??」
理香「誰??」
由香「佐倉輝蘭。」
理香「あぁ、あの頭のいい子??」
由香「よく知ってるね!!」
理香「朱里ちゃんとは同じクラスだった??」
由香「うん!!今年はクラス運いいかも!!」
理香「良かったね!!」
由香「私今年こそ彼氏作れるように頑張る!!」
理香「まー頑張れ。」

翌日
先生「突然だけど、明後日の校外学習の班決めといたよ!!」
朱里「そんなのあったっけ??修学旅行じゃなくて??」
由香「あれだよ、あの山登りのやつ。」
朱里「あぁ、そんなのあったね。」
先生「掲示しとくよ!!あっ、明日から授業始まるから忘れ物ないようにー!!」
達樹「輝蘭の班が良かったなぁ。」
輝蘭「なんで??」
達樹「だって輝蘭がいるから。」
輝蘭「そんだけか。」
輝蘭「由香、一緒の班だね!」
由香「ほんとだ!!」
達樹「ナンパしてんの??」
輝蘭「はぁ!?」
朱里「ナンパするんだったら私にしてよぉ」
輝蘭「まずナンパしてねーし。」
朱里「えーっ。こんなかわいい女の子にナンパしないなんて〜♡」
由香「朱里、行くよ!!」
朱里「輝蘭と同じ班が良かった。由香いいなぁ。」
由香「そんなに??」

校外学習
由香「暑い…。」
恵理香「ジャージじゃ暑いよね…。」
由香「しかも昨日と一昨日雨だったからめっちゃぬかるんでるし。」
彩香「山登り嫌いなんだけど。」
由香「私も。」
恵理香「さすがお嬢様。」
由香「恵理香だってモデルでしょ??」
恵理香「でもお嬢様ではないわ。」
夢十「ほら女子もついてこいよ。」
由香「ごめんごめん!!」
輝蘭「ここ危ないよ!!」
由香「えっ??きゃっ!!」
輝蘭「大丈夫??」
由香「うん、平気。」
由香(やっぱりイケメンは違うね…。)
彩香「ねぇ輝蘭。」
輝蘭「何??」
彩香「輝蘭って好きな子いないの??」
輝蘭「いまのところ彼女を作るつもりはないよ。」
彩香「ふぅん。」
由香「ってか質問に答えてないよね??」
輝蘭「ばれたか。」
由香「絶対いるでしょ!!」
恵理香「でも輝蘭に限っていなさそう。」
由香「もったいないなぁ。輝蘭のこと好きな女の子たくさんいるのに。」
恵理香「ね。」
由香「じゃあ要観察!!」
輝蘭「やめろ。」
夢十「俺も観察しよっかな。」
由香「いつか分かるかな??」

定期試験明け
達樹「順位だ!!やった、俺6位!!」
朱里「さすがイケメン!!また今回も1位だ!!」
由香「私2位!!」
朱里「惜しいなぁ。あと10点取ってたら名前並んだのに…。」

ななえ「輝蘭くん♡カッコイイ♡」
あやり「きゃっ!!こっち向いた♡」
輝蘭「由香、天才だね。」
由香「イヤミか。」
輝蘭「いや、凄いなぁって。」
由香「超モテるイケメン男子に言われたきゃないよ。」
輝蘭「え??」
朱里「自覚ないんだよね。それが。」
由香「なにそれかわいい。」

朱里「私ね、修学旅行の時に輝蘭に告白しようと思ってるの。」
由香「頑張って!!」

達樹「輝蘭。」
輝蘭「はい??」
達樹「お前好きな奴いるでしょ??」
輝蘭「うん、いるよ。」
達樹「告らないの??」
輝蘭「まだ早いみたい。」
達樹「どうして??」
輝蘭「俺にたいしての気持ちはないみたい。」
達樹「珍しいね。」
輝蘭「まぁ頑張るよ。」