「……で、彼に近づけない訳ですよ。」
簡潔に話終わると、ゆり先輩はニヤニヤしながら
「かわいいなぁ、もう」
と一言わたしに言い放ちほっぺを両サイドから掌で挟まれた
「亜紀ちゃ、んん、、亜紀ちゃんの友達はその人に確実に惹かれていってるね!!」
ズバリ!と言った様子で言い放つゆり先輩。
そう、言いましたよ??
なんて心の中でストレートツッコミをいれる
「大丈夫!!!!わたしがなんとかしてみせるよ!」
ゆり先輩のなんとも無責任な発言にきょとんとして、首をかしげようとする。
「はなしてくだしゃい」
ほっぺを挟まれたままだったので傾げられなかったんだけども。

