お葬式の日。 人気者だった涼介のために集まった人達はみんな泣いていた。 ねぇ、涼介。こんなにも多くの人が涼介のことを思って泣いてるよ? すごいね、涼介って。人を寄せ付ける力を持ってるんだよきっと。 私もその力に魅了されたうちの1人。 「相田。大丈夫か?」 「和田ちゃん...来てくれたんだ、ありがとう。」 「涼介...こんな姿になっちまって...っ」 和田ちゃんの涙は初めて見た。 お葬式はなんだかドラマのエキストラになったような感覚で、どこか他人事のようで、私は涙が出なかった。